運動療法 |
運動により障害で動かなくなってしまった関節や筋肉を動くようにする治療方法。神経や筋肉や関節の動きなどに関する解剖学的、生理学的、運動学的知識が必要となる。 |
水治療法 | 水の中に入り、浮力を利用して手足を動かしていく治療方法。運動療法の補助的な位置づけ。 |
日常生活動作訓練 | 生活に必要となる食事、排泄、入浴、着替えなどの日常生活に欠かすことのできない身の回りの動作を訓練する治療方法。基本となるリハビリであり、身体機能を回復させ、基本動作や日常生活をスムーズにさせるための指導を行う。 |
温熱治療 | 障害を負っている患部などを温めて新陳代謝機能をアップさせる治療であり、循環作用が改善されるほか、痛みを抑える効果もある。 |
電気光線治療 | 低周波や超音波などの機器を用いた治療方法で、筋肉の萎縮防止や鎮痛作用を目的とする。赤外線などを照射し、皮膚を温めるなどの治療も行う。 |
身体障害の回復 | ■身体機能の回復 ■日常生活が円滑に進むようにする ■生活に必要となる計算や記憶などを評価し、治療、訓練する ■職場復帰を視野に、身体機能やコミュニケーション能力を高めていく ■不安を和らげ、自信をつけさせるなどの心理面へのフォロー |
老年期障害の回復 | ■身体機能の回復 ■日常生活が円滑に進むようにする ■集団の中での役割意識を得て生活圏の拡大を図る ■生きがいを見出だし、再活動できるようにする ■不安を和らげ、自信をつけさせるなどの心理面へのフォロー |
発達障害の回復 | ■日常生活に欠かせない立位、座位、歩行などができるようにする ■つかむ、放すなどの手の機能をアップさせる ■食事や着替え、排泄や入浴などの生活活動能力の獲得 ■学習基礎能力の発達を促す ■情緒を安定させ、社会生活性をアップさせる |
精神障害の回復 | ■症状が安定するための援助 ■対人関係の改善 ■生活を改善し、円滑に生活できるような生活技術が得られるようにする ■自立した社会生活が送れるようにするための援助 |
口腔ケアおよびリハビリ | 正しい歯磨き方法の指導や口腔体操や舌体操を実施し、ケアとリハビリを行う。麻痺を改善させることで誤嚥防止につなげる。 |
粘膜のケア | 乾燥している口の中の状態を改善させるために保湿剤を使って粘膜をケアする。医学的な治療と併用される。 |
口腔環境の改善 | 病気や年齢を重ねることで粘膜や唾液の分泌が衰えてしまう状態を正常に戻し、口腔内の感覚や反射を改善させる。 |
生活動作の改善 | 誤嚥の要因である口腔障害や体位や姿勢の悪い場合などを、正しい姿勢や生活動作を身につけられるよう改善指導を行う。同時に、手指の機能改善なども行う。 |
心理学的改善 | 摂食障害が生じたことにより、自分一人で食事がとれないなどで生きる意欲が低下することなどを防ぐため、心理学的に意欲を回復させるケアを行う。 |