葬儀相談コラム


第37回 永代供養墓



永代供養墓 ■37-1 永代供養とは?

 最近は、永代供養(えいたいくよう)について考える人が増えてきました。
 永代供養とは、親戚や家族などがいない場合や墓参りなどに来られない場合に、家族に代わって個人の墓を管理してもらえるものです。浄土真宗西本願寺派の例では、仏壇付の無量寿堂、または祖壇納骨といって合祀(共同埋葬)を行うものがあります。
 永代供養の本来の意味は永代読経なのですが、一般的には永代供養=合祀(共同埋葬)の意味で用いられることが多いようです。




■37-2 永代供養墓

 合祀としての永代供養墓は、お寺などに責任を持ってお墓を供養・管理してもらえます。合祀墓、合同墓、合葬墓、共同墓、集合墓、合葬式納骨堂などさまざまな名称で呼ばれますが、これらの永代供養墓のほとんどが共同埋葬です。
 永代供養墓は個別の墓石を必要としないため、一般的なお墓の料金に比べて墓地使用料が割安になります。例えば、東京都小平霊園の一般埋葬施設の使用料(永代)は墓地の広さに応じて150万円〜500万円程度です。さらに年間管理料として数千円が加わります。これに対して、合葬埋蔵施設(直接共同埋蔵)は地下に3,000体を収蔵できる納骨室があり、使用許可日から起算して20年間は骨壺の状態で安置され、その後は骨壺から遺骨が出されて他の遺骨と合わせて合祀されます。使用料は一体用が約10万円で、二体用(夫婦用)は約21万円です。
 民間の永代供養墓の場合は、10万円から100万円以上と料金は千差万別ですが、一般的な墓地・墓石に比べば安価となります。




■37-3 永代供養墓のメリット

 公営墓地の永代供養墓では宗旨宗派を問わず受け入れています。近年は、宗旨宗派にこだわらない人が増えてきていますので、永代供養墓は、そういった人の納骨方法として人気が高まっているものと思われます。
 また、公営墓地であれば、一式料金を支払えば、その後の年間管理費や布施、寄附等は一切発生せず、供養等にかかる費用を最小限に抑えることが可能です。
 民営墓地すなわちお寺が運営する永代供養墓では、僧侶が永代供養(読経)を行ってくれますので、都度のお墓参り等からも解放されます。
 永代供養墓の多くは、生前予約も行っています。亡くなる前に自分の意思で費用負担や供養の手間のかからない永代供養墓を用意しておけるため、今後は、永代供養墓への埋葬を希望する人が多くなることでしょう。


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