葬儀相談コラム


第36回 お葬式での忌み言葉



忌み言葉 ■36-1 避けたい言葉

 葬儀の際の、ご遺族への挨拶や弔辞では、ふさわしくないとされている忌み言葉があるので注意が必要です。葬儀に合わせた言葉遣いを知っておくことは、社会人としてのマナーとして身につけておきたいものです。
まず、「死ぬ」「死亡」「生きる」「生存」など、生死に関する直接的な表現は控えましょう。
「冥福」「供養」「成仏」「往生」「合掌」などは仏教用語です。神式やキリスト教式では、これらの言葉は忌み言葉になりますので気をつけましょう。「お悔やみ」「哀悼」なども、キリスト教式では使えません。
重ね言葉や繰り返しの忌みを持つ言葉も、不幸が続くことを連想させるため禁句です。重ね重ね、たびたび、またまた、重々、いよいよ、再三、再四、ますます、返す返すも、しばしば、なお、再び、続く、追って、次々などの言葉は慎みましょう。
また、「死」を連想させる「し」を含む言葉も、極力避けましょう。「四」「刺身」「醤油」「塩」などがその例です。
忌み言葉を言い換える「死亡」→「ご逝去(せいきょ)」



■36-2 忌み言葉を言い換える

 「ご生存中」は「ご生前」に、「生きているころ」は「お元気なころ」に、「返す返すも残念」は「ほんとうに残念」に、「皆々様」は「おおぜいの皆様」に、「死亡」は「逝去」「永眠」「永遠の眠りにつく」などに、「急死」は「急逝」「突然のこと」に、それぞれ、言い換えましょう。



■36-3 安易な励ましも控える

 「がんばって」「元気出して」「いつまでも悲しまないで」など、遺族に対する安易な励ましは、かえって遺族の心を傷つけたり、悲しみの気持ちに追い込んでしまうこともあります。葬儀にあたっては、遺族が悲しみから一日も早く立ち直れるよう、周囲が助けることが何よりも大切です。このような考え方をグリーフケアと呼んでいます。
葬儀に参列する際には、遺族に対する励ましの感情は胸のうちに秘めて、忌み言葉を避けた言動を行いましょう。


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