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第184回 送骨でお墓がなくても永代供養



   
  *送骨でお墓がなくても永代供養

●184-1 送骨とは
 菩提寺やお墓を持たない人にとって、できるだけ費用を掛けずに納骨・供養できる方法が送骨納骨です。送骨納骨は、全国どこからでも納骨を受け入れてくれる寺院に遺骨を送り、その寺院で永代供養墓に納骨して読経してもらえるという新しいカタチの供養のあり方です。「そもそもお墓がない」「お墓の購入や維持にできるだけお金を掛けたくない」「お墓を守っていく人がいない」「一般的な永代供養墓の権利は高くて買えない」といった人におすすめできる、費用負担の少ない納骨方法です。

 遺骨の送り先となる寺院は、複数の受け入れ可能な寺院から指定することができます。送骨された寺院では、遺骨を永代供養墓に合葬し、読経のうえ永代にわたる供養を行います。

●184-2 送骨の申込みと費用
 まず、インターネットまたはフリーダイヤルで、送骨を取り扱っている事業者に連絡します。申し込むと、送骨梱包キットが指定の場所に送られてきます。送骨にかかる費用は、送骨梱包キットを代金引換えで受け取ることで支払います。その費用は3万円程度です。

 送骨費用(永代供養料と送料)のほか、会費や管理費などの維持費用は一切かかりません。また、寺院から檀家になることを勧められることもありません。

●184-3 送骨の方法
 申し込んだ後、送骨梱包キットが送られてきたら、遺骨の入った骨壺と「送骨依頼者の住民票」「納骨自認書」「家相許可証・埋葬許可証・改葬許可証のいずれかの原本」などの書類を同梱して、郵便局から指定した寺院宛てに送ります。

●184-4 送骨利用の際の注意点
 送骨された遺骨は、各寺院が責任を持って永代供養をしてくれます。また、寺院に直接お参りに行くことも可能です。なお、送骨して永代供養墓に合葬されると、あとから遺骨を取り出して別のお墓に改葬することはできませんので、送骨を利用する際は、慎重に検討してください。

 






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