葬儀相談コラム

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第179回 覚えておきたいお悔やみの言葉



   
  *お悔やみの言葉は、喪主や遺族のお気持ちに配慮して手短に述べるのが基本です。それでは、定番の言葉を紹介しましょう。

●179-1 心よりお悔やみ申し上げます。  お悔やみの言葉は、言葉そのものよりも、悲しみといたわりの気持ちをあらわすことが大切です。そこで「心よりお悔やみ申し上げます」が基本となります。「心より」でこちら側のご遺族に対する気持ちを、「お悔み」で亡くなったことの悲しみを伝えています。お悔みに長い挨拶は不要です。深い悲しみで胸がつまり絶句してしまう場面ですから、短い挨拶で気持ちを表すだけでよいのです。

●179-2 このたびはご愁傷様でございます  「心よりお悔やみ申し上げます」の前に「このたびはご愁傷様でございます」を付けると、よりしっかりとした挨拶になります。「愁傷」とは嘆き悲しむこと。この一言で遺族に対する配慮の気持ちを表せます。

●179-3 ご冥福をお祈りいたします  「冥福」とは亡くなった後の幸福のこと。つまり、この一言で亡くなった人があの世でも幸せであることを祈っています。「心よりお悔やみ申し上げます」の次に「ご冥福をお祈りいたします」と加えると、挨拶がさらに丁寧になります。

 ただし、「冥福」は仏教用語です。神式やキリスト教式の場合は使わないように気をつけてください。例えば、神式なら「安らかにとお祈りいたします」、キリスト教式なら「心より○○様の平安をお祈りいたします」と使い分けましょう。
 

●179-4 どうぞお気持ちをしっかりお持ちください  喪主や遺族に対して思いやる気持ちを伝えたい場合は、挨拶の最後に「さぞ、お力落としでしょうが、どうぞお気持ちをしっかりお持ちください」と付け加えましょう。

 






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