葬儀相談コラム


第122回 葬祭定期貯金


葬祭定期貯金
  ●JAの名称で親しまれている農業協同組合では、貯金や共済、農機具の販売などの事業のほか、葬祭事業も行っています。JAの葬祭定期貯金でお金を積み立て会員となると、葬祭に関するさまざまな特典が受けられます。

●122-1 葬祭定期貯金は元本保証
 葬儀費用の平均額はざっと200万円と言われます。小規模に行われる家族葬でも50万円から100万円ほどの費用がかかります。こうした葬儀費用の支出に備えて、定期的にお金を積み立てられる貯金があるのをご存じでしょうか。

JAの名称で親しまれている農業協同組合では、貯金等の信用事業、保険等の共済事業、土地賃貸等の資産管理事業、農業に関する指導や農作物の販売、農業資材用品の購買事業のほか、JA葬祭という名称で葬祭事業を行っています。JAでは、葬儀費用を積み立てる定期貯金を案内しています。

JAの葬祭向けの積立制度、定期貯金は、葬祭互助会などの積立制度とは異なり、安心・確実な元本保証です。この定期貯金は、銀行や信用金庫などで扱っているスーパー定期貯金そのもので、他の預貯金と同様に、満期時に元本と利息が支払われるのが特徴です。

葬祭互助会の積み立てなどでは、中途で解約すると積立金の全額が戻らないことがありますが、JAの葬祭定期貯金は中途解約しても元本が保証され、普通貯金金利などの利息も付きます。

月々5,000円以上、3年以上で葬祭定期貯金の積立を開始して会員加入すると、貯金としてお金を積み立てることができるほか、様々な特典を受けることができます。

たとえば、JA葬祭のセレモニーセンターの葬儀ホールを利用すると、祭壇利用料が50%割引になります。その他、各種法事でセレモニーセンターを利用する際には割引を受けられます。契約するエリア内のJA提携施設を利用する際には割引サービスを受けられます。そのほか、セレモニーセンターによってはホール施設利用時に生花サービスが付いたり、ブライダル利用時に貸衣装代が割り引かれるなどの特典もあります。小型農機のレンタル料金が割り引かれるなど、JAならではの特典のある場所もあります。

JA葬祭では、セレモニーセンターの使用や葬儀の運営のほか、法要・返礼品・仏壇・仏具・神具・墓石・墓地など、葬礼に関するさまざまな販売も行っており、葬儀のワンストップサービスが行われています。

●122-2 JA葬祭の利用例
 JA葬祭では、24時間対応の電話窓口を設置しており、会員にもしものときにサポートできる体制となっています。

葬儀の基本料金は、プランにより30万円から200万円程度を基本料金とし、会員は数万円の割引が受けられます。

会員が亡くなったことの知らせを受けると、病院または指定された場所に寝台車を手配してくれます。スタッフがご遺族と葬儀の日程や葬儀の具体的な内容について取り決めます。葬儀後も法要や香典返し、仏壇の購入等、サポートを受けられます。これらは、一般の葬儀業者の対応と変わりありません。

JA葬祭では、会員が亡くなった後の手続きや法要の流れについて、アドバイスを受けられることも特徴となっています。死亡届の提出、通夜、葬儀、初七日法要、遺品の整理などに始まり、相続の手続きや相続税の申告・税金の納付、健康保険の埋葬料や葬祭費の申請などまで、ガイドを受けられます。

JA葬祭窓口は青森県から沖縄県まで44都道府県に置かれています。具体的なサービス内容については、お近くのJA葬祭窓口に相談のうえ、ご確認ください。
 





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